今どきの転職はネットの求人情報を見て、ネットで担当者とやり取りして、というようなケースも増えています。
転職サイトを見ると、驚くほど多くの求人情報があり、バブル期のピークを上回る有効求人倍率、人手不足というのもうなずけます。
これだけ豊富な転職情報を保有する転職サイト、自分で情報を探すだけでなく、企業からのスカウトが届くこともあります。活用しない手はありません。
今回はそんな転職サイトについてお話しします。
転職サイト掲載費は企業負担
転職サイトに掲載する求人情報は求人広告・媒体であり、掲載するには大抵の場合、「料金」が発生します。その料金は媒体や掲載内容によって異なりますが、1ヶ月（4週間）で20万円～、目立つように掲載したり、スカウトなどのオプションを申し込むと軽く100万円を超えます。無料や格安のサイトもありますが、金額以上の成果が期待できるということなのでしょう。
企業側としては一定期間の掲載でいい人材が見つかれば、人材紹介よりも低コストでの採用できるということなのですが、応募が少なかったり、応募があっても採用まで至らないという場合は、結果として高くつくこともあるわけです。また人材紹介に比べて選考や審査の負担が大きいかもしれません。
企業の採用担当者は採用コストをシビアに追及します。ですから、転職サイトの担当者とともに、求める人材からの応募が増えるような求人原稿を作ることに注力することになります。今どきは虚偽の内容で求人することはほぼないと思いますが、良いことを前面に押したり、マイナス面はあえて出さないといったことも当然あると思います。
求職側としては掲載情報を鵜呑みにせず、気になることは事前に調べたり質問して解決しておきたいものです。
転職サイトに登録してみる
前置きが長くなりましたが、いくつかの転職サイトに登録してみることをお勧めします。
まずは様々な業種の情報が豊富にある大手サイトは押さえておきたいところです。
これはリクナビの画面ですが、求人情報の検索、企業とのやり取りなどもここから行うことができます。使い勝手もなかなか良いです。
他にも私が登録したサイトをいくつかご紹介します。
若年層のエンジニアやクリエイティブ系の求人が多いようですが、ベンチャー企業の管理職などの求人もあり、ITに疎い私にも連絡をくださった企業さんもありました。
ソーシャル・NPO・ベンチャー・スタートアップの求人情報を紹介するDRIVEキャリア。NPOへの転職というのは考えていませんでしたが、このサイトを見て興味を持ちました。
他にも転職サイトはいっぱいありますので、良さそうなものがあれば活用しましょう。
転職サイトからの案内
転職サイトに登録すると、求人情報やスカウトなどの連絡がメールで届くようになります。
少ないところでも週に数回「希望に近い条件の求人」情報を知らせてくれます。
多いところですと、1日に数回。
希望条件に近い、閲覧履歴からおすすめ、新着情報など様々な切り口で届きます。
これをウザイと思わず、その中に思わぬ情報が埋もれているかも？と探してみてください。
また、企業の担当者からスカウトや案内が届く場合もあります。ですので、職務経歴などはしっかりと登録しておくことをおススメします。
中にはフランチャイズオーナー募集もありました。まあこれも転職の一つでしょう。
それでも書類審査や面接でうまくいかないことが続いて落ち込んでいる中、希望職種とは違っていても、スカウトが来ると嬉しいものです。
先方は数ある登録者の中からあなたを選んで（場合によってはオプション費用もかけて）連絡しています。そう思ってメッセージをしっかりと読んでみましょう。あなたの経歴から、あなたがまだ気づいていない可能性を見出してくれているかもしれませんよ。
また、転職サイトから（おそらく）システム的にチョイスしたおススメ情報が届くところもありますが。詳細を確認すると「キャリア育成のため35歳まで」などと年齢の制限があることも。ただ仕方なく59歳までなどとしているハローワークなどの求人よりは、変に期待を持たされなくてよいなというのも求人サイトを見ての感想です。